EDの症状と原因

EDについて解説

ED(勃起不全)は、日本の成人男性の25%がかかっていると言われるほど身近な疾患です。

勃起力の衰えは男性にとって大きなコンプレックスとなるだけでなく、パートナーとの関係や妊活の進行にも影響をおよぼしてしまいます。

「勃起するまでに時間がかかる」「勃起できてもすぐに中折れしてしまう」といった症状も、れっきとしたEDの症状。
積極的な治療は必要ないと思っていても、EDは時間が経つごとに悪化していきます。
いつまでも充実した夜を過ごすためには、早めの気づきと対策の開始が大切です。

EDの症状

ひとくちにEDといっても症状はひとつではありません。

・一旦は硬くなるものの、挿入中に柔らかくなってしまう
・自慰行為では勃起できるけど、パートナーとの性行為では勃起できない
・自慰でも性行為でも、勃起に至らない

射精の瞬間まで硬さを維持できない(中折れしやすい)人の場合、自力で勃起できるためEDであると自覚しづらいケースがあります。

自慰行為であれば勃起可能なケースも同様で、自覚できなければ改善に向かうことが難しくなってしまいます。

EDは段階的に悪化します

ある瞬間、ある年齢をさかいに身体がまったく反応しなくなる、というケースはごくまれですが、一度EDを発症すると確実に悪化していきます。

【軽度ED】
ペニスが完全に硬くならない、硬さを維持できないことがたまに起こる
【中等度ED】
勃起および勃起の維持ができないことが時々起こる
【完全ED】
性行為を試みるたびに、勃起および勃起の維持ができない

軽度や中等度の場合、「今日はたまたま勃たなかった」「最近疲れているから…」といった自分に対する言い訳が成立するため、EDであると認識するまでに時間がかかる人も。

しかしEDは放置すればするほど悪化していくため、早期の気づきと治療開始が必要です。

EDの原因

年齢を重ねれば精力は低下していくもの…と思っていませんか?
たしかにEDの発症は50~60代でとくに多く見られ、男性ホルモン量の減少や体力の低下
が大きく影響しています。
だからといって、20~30代の若い年代には無関係というわけではありません。

EDになってしまう背景には、器質性、心因性、薬剤性という3つの原因があります。
複数の要因が絡み合ってEDを生じている場合には、混合性EDと判断します。

器質性ED

身体疾患がもとで起こるEDを器質性(きしつせい)EDといいます。

・肉体のバランスが変化しはじめる50代以降で多くみられる
・飲酒・喫煙、偏った食事などの不摂生を続けている人は30~40代でも起こる

【血管のトラブル】
血流の停滞は、EDの大きな原因に。
高血圧や糖尿病といった生活習慣病による動脈硬化が始まっている男性は、血流の悪化によって勃起が難しくなります。

【神経が傷ついている】
ペニス周辺で生じた疾患で外科手術を受けたことがある場合、ペニスへ繋がっている神経を損傷している場合があります。
神経が正常に機能できていなければ、性的な興奮を感じても勃起は生じません。

【男性ホルモンの減少】
男性にも更年期障害があり、年齢を重ねると男性ホルモンの分泌減少による影響が現れ始めます。
体力や精力、性欲の低下を招きます。

心因性ED

ペニスは至って健康なのに、心に抱えたトラブルが原因で勃起できない状態を心因性EDと言います。

・若い世代のEDは心因性が多い
・幅広い年齢層で起こる可能性がある

女性の身体に対する畏怖心や性行為に対するプレッシャー、自分自身が抱えるコンプレックスなど、性行為に直接関わるストレスはもちろん、仕事で抱えている精神的負荷や人間関係のトラブルといった性行為には関わりのないストレスでもEDの原因に。

うつ病や不安神経症などの症状として、EDを生じているケースもあります。

薬剤性ED

薬剤性EDは、薬の副作用として発症するEDです。

・心血管およびメンタルの疾患に用いる治療薬はEDになりやすい

・血圧に作用する薬
利尿剤(サイアザイド系、スピロノラクトン)、交感神経抑制薬、カルシウム拮抗剤(血管拡張剤)、β遮断薬など

・中枢神経系の治療薬
抗うつ薬(三環系、SSRI、MAO阻害薬)、向精神薬(フェノチアジン系、ブチノフェロン系、バルビツール酸系など)、麻酔薬

・消化管系の治療薬
プリンペラン(メトクロプラミド)、シメチジンなど

・アレルギー、呼吸器官系の治療薬
ステロイド剤、抗ヒスタミン薬、抗コリン薬、テオフィリンなど

薬のせいでEDを発症したとわかっても、自分の判断で減薬や断薬をしてはいけません。
投薬によって安定していた病状を、再発・悪化させてしまいます。

混合性ED

器質性EDと心因性EDを同時に発症しているのが混合性EDです。

・中高年は要注意

高血圧で血流が悪くなっている時にストレスや精神的な疲労が重なると、EDの発症リスクは急上昇。

加齢による肉体の変化が現れるタイミングで社会的に重責を担うことも多い50~60代は、心身ともにダメージを蓄積しやすく混合性EDの可能性が高まります。

また器質性EDによるストレスや性行為に対する強い不安から、心因性EDを併発するケースもあります。

EDの治療・対策方法

EDを完治させて勃起できる力を取り戻すためには、原因となっている疾患の治療を行なう必要があります。
しかし治療は長期に渡ることがほとんどで、完全に治癒するとは限りません。

そのため一般的に言われるED治療とは、体調の回復とは関係なく勃起可能なコンディションを取り戻すことを目的としています。

EDの改善には、

1、血流のいい体作り
2、ED治療薬の服用

この2点が有効です。

体質の改善

【血流の改善】
EDを発症している人、または発症リスクが高い人は、血の巡りを回復させる必要があります。

・筋トレや適度な運動
・食事の見直し
・禁煙
・睡眠時間の確保

血流を妨げている生活習慣を改めて、血液が循環しやすい身体作りを目指しましょう。

【持病の治療】
動脈硬化を招いている疾患を治療して血管環境を改善するほか、うつ病や不安障害などの症状を安定させることが勃起力の向上につながります。

ED治療薬の服用

根本的な解決が難しいEDにおいて、即効性が高く確実な解決方法としてもっとも選択されている方法がED治療薬の服用です。
勃起を妨げる酵素・PDE-5(ホスホジエステラーゼ5)の活性を抑え、ペニスへの血流量を増加させます。
性的刺激を感じる→ペニスが膨張するという身体反応が起こりやすい状態にし、スムーズな勃起と挿入可能な硬さの維持をサポート。
ほとんどのEDを改善し、満足度の高い性行為を実現します。